投資信託

【ブログ更新!】セゾン資産形成の達人ファンドはおすすめできる?実績の高さが評判のセゾン投信の旗艦ファンドを徹底評価!

セゾン投信は長期投資に適している投資信託を運用しています。

一言にセゾン投信といっても以下二つの投資信託を運用しています。

 

【セゾン資産形成の達人ファンド】

全世界の株式に分散投資をするアクティブファンド

【セゾンバンガードグローバルバランスファン】

全世界の株と債券に分散投資をするアクティブファンド

 

本日は評判のセゾン資産形成の達人ファンドについて詳しくお伝えしていきたいと思います。

 

セゾン資産形成の達人ファンドとは?どのような投資信託?

まずは、そもそも資産形成の達人ファンドはどのような投資信託なのかを紐解いていきたいと思います。

 

ファンド・オブ・ファンズ型で運用

「セゾン資産形成の達人ファンド」はファンド・オブ・ファンズという形式で運用されています。ファンド・オブ・ファンズというのは投資信託に投資を行う投資信託ということです。

セゾン資産形成の達人ファンドは以下の投信に投資を行い世界株に分散投資を行なっています。

セゾン資産形成の達人ファンドのファンド・オブ・ファンズ形式での運用

 

2023年2月28日時点での各投信への投資比率は以下の通りとなります。各投信は機関投資家向けの組成されている私募ファンドで我々個人投資家は投資することは出来ません。

セゾン資産形成の達人ファンドのポートフォリオ

 

組入ファンド 比率
コムジェスト
ヨーロッパファンド80
26.3%
コムジェスト
エマージングマーケッツ
4.8%
スパークス集中投資
日本株ファンドS
2.9%
スパークス
長期厳選日本株ファンド
4.4%
コムジェスト
日本株式ファンド
4.3%
バンガード
米国オポチュニティファンド
21.6%
アライアンス
バーンスタインSICAV
コンセントレイテッド
USエクイティ
9.6%
BBHルクセンブルグファンズ 9.7%
FSSAアジア
フォーカスファンド
10.7%
フォントベル・ファンド サステナブル・エマージングマーケットリーダーズ 3.9%
現金等 1.8%

 

それぞれのファンドはインデックスファンドではなくアクティブファンドです。アクティブファンドを組み合わせることで市場平均を凌駕する成績を望むアクティブ型の投資信託ということになります。

 

地域別投資比率

以下はセゾン資産形成の達人ファンドの国別の投資比率です。

セゾン資産形成の達人ファンドの地域別投資比率

国 名 セゾン資産形成の
達人ファンドの
投資比率
MSCI All Country
World Indexの時価
総額に基づく比率
差 異
アメリカ 42.1% 60.0% -17.9%
日本 13.0% 5.5% 7.5%
フランス 5.9% 3.1% 2.8%
中国 5.6% 3.8% 1.8%
オランダ 4.0% 1.2% 2.8%
インド 3.8% 1.5% 2.3%
スイス 3.7% 2.5% 1.2%
アイルランド 2.9% 0.2% 2.7%
デンマーク 2.8% 0.7% 2.1%
イギリス 2.6% 3.8% -1.2%
台湾 1.9% 1.6% 0.3%
韓国 1.5% 1.3% 0.2%
スペイン 1.3% 0.6% 0.7%
ドイツ 1.1% 2.2% -1.1%
インドネシア 1.0% 0.2% 0.8%
ブラジル 1.0% 0.6% 0.4%
シンガポール 0.9% 0.4% 0.5%
イタリア 0.9% 0.6% 0.3%
香港 0.8% 0.7% 0.1%
ポルトガル 0.7% 0.1% 0.6%
オーストラリア 0.7% 2.1% -1.4%
スウェーデン 0.5% 0.8% -0.3%
メキシコ 0.4% 0.3% 0.1%
南アフリカ 0.2% 0.4% -0.2%
アルゼンチン 0.2% 0.0% 0.2%
ニュージーランド 0.2% 0.0% 0.2%
フィリピン 0.2% 0.1% 0.1%
ベトナム 0.1% 0.0% 0.1%
タイ 0.1% 0.2% -0.1%

 

上記は全世界の時価総額に連動するETFであるVTIとの比較となります。達人ファンドは米国の比率が少なく欧州や日本といった他の先進国比率が大きくなっています。

筆者としては米国に比して成長が見込みにくい先進国である欧州と日本の比率が高いのはあまり魅力的とは映りません。

 

セクター別投資比率

セゾン資産形成の達人ファンドの業種別投資比率

業種 セゾン達人ファンド MSCI All Country
World Indexの時価
総額に基づく比率
差 異
コミュニケーション・サービス 3.90% 7.10% -3.20%
一般消費財・サービス 14.90% 111.00% -96.10%
生活必需品 8.50% 7.30% 1.20%
エネルギー 0.70% 5.40% -4.70%
金融 10.30% 15.30% -5.00%
ヘルスケア 21.60% 12.50% 9.10%
資本財・サービス 12.90% 10.00% 2.90%
情報技術 21.60% 20.60% 1.00%
素材 4.70% 4.10% 0.60%
不動産 0.80% 2.60% -1.80%
公益事業 0.20% 3.00% -2.80%

 

セクター比率としてはヘルスケアをVTに対してオーバーウェイトしています。米国不況が見込まれることを機にヘルスケアセクターの熱は高まっており、アクティブリターンを狙っているのが読み取れますね。

 

セゾン資産形成達人ファンドの手数料

以下はセゾン資産形成の達人ファンドの手数料形態です。

購入時手数料 0%
実質的にご負担
いただく信託報酬
年1.35% ± 0.2% 程度(税込) ※1
信託財産留保額 ※2 0.1%

 

購入手数料は0%ですが、毎年発生する信託報酬は年1.35% ± 0.2%となっています。この幅があるのはセゾン資産形成の達人ファンドが投資している投信の手数料によります。

 

コラム:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとは?

セゾン投信は「セゾン資産形成の達人ファンド」の他に「セゾン・グローバル・バランスファンド」を運営しています。

達人ファンドは全世界の株式に投資をしていますが、セゾン・グローバル・バランスファンドは世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資をしています。

株式と債券の比率は半々としている点も大きな特徴です。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのポートフォリオ

 

債券が組み入れられているので危機発生時に安定した値動きとなりますが、長期間でみると株式の方が高いリターンとなります。

 

 

セゾン資産形成の達人ファンドの運用成績(リターン)

それでは肝心な資産形成の達人ファンドの成績について見てきましょう。

達人ファンドの単体リターン

セゾン資産形成の達人ファンドの値動きは以下の通りとなります。

セゾン資産形成の達人ファンドのリターン

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率) 設定来
トータルリターン 0.90% 1.45% 2.62% 9.81% 12.83% 8.99% 13.09% 220.94%

 

わかりやすく年率リターンとして示したものは以下となります。

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 9.81% 12.83% 8.99% 13.09%
標準偏差 16.54 18 17.62 16.26

 

10年の平均年率リターン13.09%と標準偏差16.26%から考えられる今後1年間の確率毎のリターンは以下となります。

平均リターン:13.09%
リスク(=標準偏差):16.26%

【68.3%の確率】

平均値±標準偏差の範囲に収まる

△3.17%(=13.09%-16.26%)

29.35%(=13.09%+16.26%)


【95.4%の確率】

平均値±標準偏差×2の範囲に収まる

△19.43%(=13.09%-16.26%×2)

45.61%(=13.09%+16.26%×2)

【99.7%の確率】

平均値±(標準偏差×3)の範囲に収まる

△35.69%(=13.09%-16.26%×3)

61.87%(=13.09%+16.26%×3)

 

高いリターンを見込める一方で、市場が下落する局面でも同様に大きく暴落するリスクをはらんでいることは念頭に置いておきましょう。

 

 

eMAXIS 全世界株式と比較

セゾン資産形成の達人ファンドは全世界の株式に投資を行なっているため、同様に全世界株式に投資している投資信託と比較する必要があります。

eMAXIS 全世界株式はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目指す投資信託です。つまり全世界株式の平均であるインデックスということになりますね。

 

全世界の株式の時価総額加重平均に連動するインデックスなのでセゾン投信と比較するにはうってつけの投資信託です。

以下は「セゾン資産形成の達人ファンド(青)」と「eMAXIS 全世界株式インデックス(赤)」との過去10年の比較です。

「セゾン資産形成の達人ファンド」と「eMAXIS 全世界株式インデックス」との過去10年の比較

 

殆ど同様の成績ではありますが、eMAXIS全世界株式インデックスの方が若干良い成績となっていますね。

 

 

米国のS&P500指数との比較

全世界に対しては勝っていましたが、この10年株式市場を先導してきた米国株とも比較してみようと思います。以下は「セゾン資産形成の達人ファンド(青)」と「S&P500(赤)」との運用開始以降の比較です。

セゾン資産形成の達人ファンド(青)」と「S&P500(赤)」との運用開始以降の比較

 

S&P500指数すらも上回る素晴らしい成績を出していますね。

 

まとめ

セゾン資産形成の達人ファンドはファンド・オブ・ファンズ形式で運用されている全世界株に投資する投資信託です。

アクティブファンドとしては珍しく、全世界株インデックスや米国株インデックスを凌駕する成績を収めています。

ただ、やはりリーマンショックやコロナショック等のショック時には大きく下落するという特徴はあり、一時的に大きく資産を減らす可能性もあります。

ほぼインデックスファンドと中身は同様なので、仕方ないですね。

 

以下では下落耐性が強く安定したリターンを叩き出しているファンドを含め、ランキング形式でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

終わりに

 

>>2023年以降のおすすめの運用先

 

堅実なリターンを積み上げるのに重要なことは安定したリターンを大きな暴落を下げながら積み上げることです。

実際、世界Top10の富裕層に毎年名を連ねる投資の神様「バフェット」は1965年以降、35年間マイナスリターンを回避しながら安定したリターンを積み上げています。

以下のバークシャーがバフェットの運用成績で、S&P500指数はTOPIXの米国版です。

 

バフェットとS&P500指数の年次リターンの比較

 

S&P500指数のように定期的に大きな下落があるような投資先だと不安になり長期投資をするのが非常に難しくなります。

長期的に大きな資産を築くためには暴落を免れるということが非常に重要になってきます。

資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

 

筆者がこのような条件を満たす投資先として重宝している投資先としてヘッジファンドがあります。

ヘッジファンドは以下のように大きな下落を回避しながら株価指数よりも高いリターンを安定的にだしています。

ヘッジファンドは指数が下落する時でも安定したパフォーマンスを上げる

 

上記のようなリターンを実現する実現するファンドを選ぶポイントを示すと以下となります。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

ヘッジファンドといえば海外のイメージが強いかと思いますが、日本にも非常に優れたファンドが存在しています。

以下で筆者が投資しているファンドを含めておすすめできるものをお伝えしていますのでご覧いただければと思います。

 

>>2023年以降のおすすめの運用先

 

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