BMキャピタルは筆者が2015年から投資を行なっているヘッジファンドです。(→管理人注目のおすすめ投資先ランキング)
筆者の大学の先輩が偶然BMキャピタルの創設者でファンドマネージャーという縁もあり投資をすることになり5年が経過しました。
本日はヘッジファンドとはそもそもどのような形態なのか?
という点からBMキャピタルがどのようなファンドなのかという点まで網羅的にお伝えしていこうと思います。
ヘッジファンドとは?投資信託とは何が違うの?
BMキャピタルは所謂ファンドという形態で運用されています。ファンドは出資者から集めた資金を投資してリターンを還元する方式で運用されているものの総称です。
一言にファンドといっても様々な形態が存在します。
ファンドとして最も有名なものとして投資信託があります。投資信託は銀行や証券会社といった金融機関が窓口やネットで販売することができる金融商品です。
一方、機関投資家向けの投資信託やヘッジファンドはで銀行や証券会社では購入することができません。ヘッジファンドは海外の富裕層を中心に急速に運用規模が拡大しているファンド形態です。
ヘッジファンドは自動的に営業される投資信託と異なり、出資をするには自ら問い合わせを行なって能動的に動く必要があるのです。
向こうから近寄ってくる投資信託より、自分の意思で話を聞くことができるヘッジファンドの方が私としては健全だと考えています。
→ BMキャピタルに出資をする方法とは?最低出資額の1000万円は必ずしも必要条件なのかという点についてもお伝えする。
ヘッジファンドは絶対収益型のファンドで市場環境を言い訳にはできない
投資信託はあらかじめ投資対象が決められているので投資対象が下落した場合は当然投資信託も下落します。
例えば、日本株に投資する投資信託の場合、日経平均が下落する局面では下落しますし、中国株ファンドであれば中国株式市場が下落する局面では必ず下落します。
しかし、ヘッジファンドは絶対収益型のファンド形態です。
絶対収益型というのは市場環境を言い訳とせず、どのような市場環境でも収益獲得を目指すファンド形態のことです。
実際、以下の通りヘッジファンド指数はリーマンショックのような局面でも下落を抑えて、株式市場の市場平均を凌駕する動きをしています。
魅力的なヘッジファンドについては以下の記事が参考になりますのでご覧いただければと思います。
BMキャピタルはバリュー株投資を主軸に備えたマルチストラテジー戦略型のヘッジファンド
一言にヘッジファンドといっても様々な運用手法のヘッジファンドが存在しています。
BMキャピタルが手法としている戦略は運用特化型です。
最低取引型と相場志向型は不確かな手法で場合によっては巨額の利益を得ることもできますが、反対に巨額の損失となってしまうこともあります。
BMキャピタルの手法を三つに分けて解説していきます。
主軸はバリュー株投資
創設以来BMキャピタルが主軸に添えている戦略は伝統的なバリュー株投資戦略です。
伝統的といいながら、本格的なバリュー株投資を実践できている投資信託は日本には存在せず、ただ低PERや低PBR銘柄という理由で銘柄を選定しているものに限ります。
BMキャピタルはバランスシートをしっかりと精査した上で投資対象を見極めていきます。
バランスシートの中で換金性が高い現金性の資産から総負債を引いた純現金性資産だけで時価総額を凌駕している銘柄を選定します。
このような銘柄は例えるなら2万円入っている財布が1万円で売られているような状態の銘柄となります。
どう逆立ちしてもバーゲンセール状態の銘柄を仕込むことで、まず下落余地が低くなり安全性が高くなります。
次に株価は本質的な価値に長期的には収斂していきます。つまり、将来的には本質的な価値に株価がおいつくことで大きなリターンの獲得を狙うことができるのです。
→ 【ネットネット株とは?】ベンジャミン・グレアムが編み出した本格的なバリュー株投資手法をわかりやすく解説する!
バリュー株投資を補完するアクティビスト型の動き
先ほどはBMキャピタル流のバリュー株投資についてお伝えしてきましたが、バリュー株投資には一つ欠点があります。
それは、長期間割安のまま放置される可能性があるということです。
そもそも、2万円が入っている財布が1万円で売られているとすると、誰の目にも止まらないところで販売されているということも出来るのです。
つまり百貨店でいうと当然客の目にとまる場所には置かれていないのです。
株式市場でいうとBMキャピタルの条件を満たす銘柄は小型の注目が薄い銘柄群の中に存在しているのです。
BMキャピタルでは条件を満たす銘柄を大量に購入して経営陣に対して株式価値引き上げのための提言を行います。
例えば、自社株買を推奨したり、利益を改善させるために売上上昇、コスト削減の施策を実行させたりします。
結果的に市場からの注目を浴びることとなり株価が急騰する局面を能動的に作り出すのです。
以下は実際にBMキャピタルが投資した菊川エンタープライズですが最終的に株価が急騰した局面で利益確定を行なっていました。
→ BMキャピタルの堅実な運用利回りを継続する戦略を過去の組み入れ銘柄の事例を通じて紐解く!
相場環境によって発動するマルチストラテジー戦略
さらにBMキャピタルではファンドマネージャーの判断で相場環境に応じた柔軟な戦略をとります。
例えば、今回のコロナショックのような株式市場が大暴落する局面では現金比率を多くして更に日経平均先物をショート(=売る)することでリスクを完全に回避しました。
実際にファンドマネージャーは東京大学時代からリーマンショックでもプラスのリターンを出しており腕には定評がありました。
筆者としても市場が危険と判断した時のファンドマネージャーの腕には全幅の信頼と期待を寄せています。攻守ともに優れた戦略で運用してくれるのが最大の強みですね。
下落耐性が強く安定しているBMキャピタルの運用成績
気になるBMキャピタルの成績についてお伝えしていきます。
以下は筆者が投資してからの日経平均株価の動きですが残念ながら5年間で10%しか上昇していません。途中何度も市場が大きく下落する局面に見舞われています。
しかし、BMキャピタルは筆者が投資した2015年からは勿論のこととして、創設された2013年から一度も年ベースで下落することなく安定運用を行なっています。
また2015年から日経平均が横ばいの状況となっている中で、BMキャピタルは投資家ベースで50%程度のリターンを出してくれています。
下落を抑えて市場平均を凌駕する動きをしてくれており、信頼感のある実績となっており、長期的に資産を形成するという観点において非常に重宝しております。
BMキャピタルのファンドマネージャーは東大卒の外資系金融出身
BMキャピタルのファンドマネージャーは最初にお伝えした通り筆者の大学の先輩でもあります。
東大の理系出身で大学時代当時から株式投資サークルで腕利きとして名を馳せており、起業をして成功するなど東大の中でも異彩を放っていました。
投資に対する確かな慧眼と事業家として経営視点でモノを捉える力を大学時代から養っていたのです。卒業後は英国の一流外資系金融機関で勤務をして腕を磨いたあと、BMキャピタルを創設して既に7年が経過しています。
東大といっても筆者のように凡庸な人も多いのですが、間違いなく彼は東大の中でも頭抜けて優秀な方でした。
実際、筆者も彼を知っているということもあり投資をしたのですが、期待を裏切らない素晴らしい成果を残してくれており非常に満足しています。
BMキャピタルへの出資方法とは?最低金額1000万円は厳しい人に向けて
BMキャピタルに出資するには自身で問い合わせを行い、営業員の方から話を聞いて判断することが必要となります。
営業員の方に今までの運用成績や、ファンドマネージャー、運用手法などわからないことは積極的に聞いた上で判断できるので逆にいいと思います。
金融機関の窓口の営業の方は残念ながらプロの投資家ではありませんし、自身も投資信託に投資をしているわけではありません。
しかし、BMキャピタルの営業員の方は金融のプロであり、自身もファンドに投資している方ばかりです。つまり、投資家の皆さんと同じ舟に乗っている同士でもあるのです。
一人称としてファンドについて語れる人から話を聞けるのは非常に貴重な体験ともいえるでしょう。
また、最低1000万円という出資額について資金的に難しいと感じた方もいらっしゃるでしょう。しかし、安心してください。
実際、筆者が投資した時は資金が十分に用意できず500万円を投資しました。営業員の方に実績に満足すれば順次増額するという前提のもと出資を受け入れてもらうことができたのです。
ハードルが高いからという理由で諦める必要はないということです。